こんばんは。
ゆあんなです^^
お腹の赤ちゃんを亡くした体験記に続き、りんご病で赤ちゃんを亡くした体験談を記していきますね。
お腹の赤ちゃんを亡くした体験記ではラミナリアを5本挿入したところまでお話しました。ラミナリアの挿入時の痛みは本当に辛いものでした。ネットで調べるとあまり痛みを感じなかった人もいるみたいですね。
私の場合は、もしかしたら、変に力を入れてたのかもしれないですね。だって、本当はお腹から出したくなかったんですから。
私が流産を経験したのは、妊娠16週の時でした。
※赤ちゃんの棺などを作った話も記しています。
午前中に挿入したラミナリア。やっと、違和感を感じながらも痛みは感じないけれど、夕食食べて2回目の処置。
さらに、3本挿入。
「痛い!」本当に痛い。後何回、処置をするんだろう・・・まだまだなんだろうなと思いながら病室に戻る。
病棟は産科と一緒なので赤ちゃんの泣き声が聞こえる。そっか。赤ちゃん。かわいいんだろうな、いいな・・・と思いました。
羨ましいなって思って、この日はとりあえず暇さえあればしくしく泣いてました。
翌朝、少し心が落ち着いた私は、グーグルで「赤ちゃん 棺」「赤ちゃん 仏壇」と検索をかけはじめました。
看護師さんが病室に来て、「赤ちゃんを入れる箱を用意してね」と言われました。
病院で用意できる木製の棺はあるけど、16週くらいの赤ちゃんは小さいから、お菓子の箱くらいの大きさの紙製の箱がいいですよ。火葬するときも骨がちょっとでも残るように・・・と。
赤ちゃんを亡くした人のブログに載っていた棺を参考にして、作りたい物をイメージして、主人に家から箱と手芸屋さんからレースと布を買ってきてもらって製作開始しました。
コスメボックスの空き箱が可愛くてピンクで派手だけど、赤ちゃんのものだし、何より、手作りすることに価値がある!と作ることに没頭しました。
作ってる間は、余計なことを考えなくていいし。
赤ちゃんが寝る布団も作りました。
なんとか形になりました。うん。かわいい!
後は、箱に名前のアップリケをつけて完成。小さいお洋服も作ればよかったな~とあとで思いました。
ラミナリアは、朝と夜に残りを挿入して陣痛がつくのを待っている状態でした。
夜、少し軽い陣痛のようなものはあったけどまだまだな感じ。少しずつ開いてきているけどまた次の日に持ち越しでした。
翌朝、朝食後いよいよ陣痛だろう波が強くなって来ました。
看護師さんが来て、子宮口を確認したらいい具合に開いてきてるからお昼前には産まれるね!といわれて、そっか~怖いけどもうすぐ会えるんだなと思いました。
少し横になろうと思って横になったら、何かが下がってくる感覚があって、いそいでコールをしました。
赤ちゃんが下がってきていました。
分娩室に普通に歩きながら向かいました。
陣痛・・・そんなに痛くなくて、こんなものだったかなって思うくらい。
分娩台に上ってすぐにまた何かが出てくる感覚。
そんな感じが2回ほどあったと思ったらいきむこともなく、スルッと生まれてきてくれました。静かなお産でした。
事前に赤ちゃんが見たいと希望していました。でも、もしかしたら奇形があったりして、お母さんの精神状態を考えた時に見せてあげられないこともあります。と言われていました。
でも、先生は、「赤ちゃん見ますか?とってもきれいな子ですよ」と言ってくれたので、見て触って沢山いい子いい子できました。
確かに、すこしむくみがあってお腹には腹水が溜まってる感じはあったけど、ちゃんと手足も、目、鼻、口もしっかりとあってこんなことがなかったら無事に生まれてきてた・・・と思いました。
本当に可愛かったです。
2日後には火葬の予約を入れていたので、翌日に退院して子供たちと皆で丸1日過ごすことが出来ました。
今、話題になっているはしかは、予防接種を受けることで感染を避けることが出来ます。風疹も予防接種で予防できます。もし、まだ妊娠していなくて、赤ちゃんを希望している人がいたら妊娠前に予防接種を受けることを強く勧めます。
そして、本人だけでなく周りの人も受けると心配が減りますね。特に旦那様ですよ~!
2年前、りんご病感染で赤ちゃんを失った私。私には、りんご病の抗体がありませんでした。過去にかかったことがある人ならば、このように感染することはなかったということでした。
手洗いやうがいは毎日していましたし、外出するときはマスクもしていました。
それでも感染してしまったのは、長男の幼稚園で罹患者がいて、長男が持ってきたから。
集団生活にお子さんが行ってる場合は特に注意が必要です!
できるだけ接触は避けたいところですが、自分のお子さんとなるとそうもいかないですよね。
まずは、自分に抗体があるのかを把握して、流行期はマスクを手放さず、うがい手洗いをして細心の注意をしてくださいね。
そして、私が医師に聞いた話では、大体4年周期で大流行するということでした。私の年がその大流行の当たり年でしたので、あと2年後また大流行するかもしれません。
また、私の場合、妊娠16週ということでまだ初期の段階だったので何も出来なかったのですが、22週を超えれば最悪の場合でも、体外に赤ちゃんを出して処置ができるので命を助けることもできるのです。そして、母体が感染したとしても、赤ちゃんには感染せずに無事に出産している方もたくさんいらっしゃいます。
こればかりは、「運」というものもあるのだと思います。
今も、はしかが流行っていてテレビなどで話題になっていますね。
妊婦さん、予防接種が終わっていない小さなお子さんは気をつけたいですね。
ここまでお読みいただいてありがとうございました。
2年目の節目として自分の経験談を書かせていただきました^^
一人でも多くの妊婦さんが無事に出産出来ますように!!